内部統制構築支援
内部統制それ自体は、組織の成立時から存在するものと想定できますが、仕組みや運用方法をしっかりと作りこむことで、業務の効率化、また、法令順守や財務報告における不正や誤りを防止するなど経営者、労働者が業務上重要な役割を果たします。
昨今の大企業の粉飾や虚偽申請、不正監査などを受け、特に財務報告に係る内部統制構築が必要とされており、大企業とその関連会社では、経営者がその組織の業務が適正であるかを評価し、その評価が正当なものかを外部監査によって評価することが義務付けられています。
当事務所は、新規の内部統制構築のお手伝いから現在のシステムの運用評価、監査法人による指摘に対する改善提案などを承ります。
このような問題、お悩みを抱えていませんか?
- しっかりと機能する内部統制を作りたいが、かけられるリソースに限界があり、コストを抑えつつ効果的な統制構築がしたい
- 新規事業立ち上げ、M&Aなどで、新しく内部統制の構築が必要になった
- 現在の監査法人から内部統制報告書に指摘があり、問題点の洗い出しと改善の支援をしてもらいたい
当事務所の支援内容
内部統制の最適化
さまざまな企業の内部統制報告に係ってきたノウハウ、専門的知識をもとに、貴社の内部統制の最適化を支援いたします。
業務、財務報告、リスクの現状分析を行い、そこから重複点や不足点をリスティングさせていただき、貴社運営の効率化と合理化を図ります。現在の監査法人による問題の指摘などがあった場合に関しても、その分析と改善の提案をさせていただきます。
大きな意思決定における内部統制構築支援
M&A、新規事業の立ち上げ、まったく環境の異なる市場への進出や事業多角化、株式公開による上場など、大きく会社を取り巻く環境が変わる際には、既存の内部統制では対応しきれず、新規にその環境に合わせ最適化された内部統制の構築が必要となります。
その際にも、当事務所が構築から運用、また評価に至るまでご支援させていただけます。
また、M&Aなどを行うに際して、適切にチェックを受ける体制が整えられているかも評価を承ります。
内部統制報告制度(J-SOX)に対応する内部統制構築の支援
大企業による粉飾決算、不正な監査が発覚したことにより、大企業及びその関連企業には、内部統制が義務付けられました。
また、特に財務報告における信頼性を高めるために、J-SOX法が制定され、内部統制の整備状況について経営者自らが評価を行い、その評価が適正であるかを監査法人によってふたたび評価させる、二重責任の原則に基づく仕組みが作られました。
当事務所では、J-SOXに対応した内部統制構築の支援として以下のような業務を承ります。
- 現状調査から評価計画の策定
- 内部統制に関する整備・構築と担当部門への教育
- IT統制の支援
- 内部統制報告書の評価 など
なお、現在は内部統制報告書の作成とその監査法人による評価は、上場企業その関連企業を対象として義務化されておりますが、中小企業においても内部統制の構築をすることは大切です。
業務の効率化や法令順守、リスクの分析と対策をしっかりと行うことはどんな企業においてもメリットがあります。
また、将来的に上場を目指しているのであれば、はやくからJ-SOXを意識した取り組みを行うことで、株式公開もスムーズになります。当事務所では中小企業の内部統制構築も支援させていただきておりますので、ご相談ください。
ガバナンス向上にむけて、内部統制構築を利用する
内部統制構築の目的は、主に財務報告に係る信頼性を獲得することです。
しかし、内部統制構築はそれだけではなく、ガバナンスの強化やリスク管理、コンプライアンス向上など様々な領域に役立ちます。
貴社内部だけではなく、グループとしての内部統制や、管理体制強化などの支援も行わせていただきます。
ITシステムの運用等に関する内部統制の改善から顧客情報管理、業務提携先や外部委託先の管理などの、特定の分野に絞った内部統制構築の支援もさせていただいておりますので、まずはご相談ください。

